月刊オーディオマガジン「コスモポリタン」 vol8 中村倫久
なかむら・のりひさ/東京生まれ、アメリカ・カリフォルニア在住。 オペラ歌手の叔父の影響を受け、少年時代よりワインに憧れる。ワインを扱う仕事を目指してホテルマンになり、アメリカへ転属するが、帰国命令で退社。現地にとどまりワイン醸造家の道を目指した。地元のワイン大学に通い、小さなワイナリーを渡り歩きながら、今は名門ワイナリーの総責任者の地位にたどり着く。そして夢にまで描いた自身のブランドも立ち上げる。

まや世界のトップレベルに肩を並べるまでになった米カリフォルニアワイン。 14年前に日本のホテルマンとして現地に渡り、現在は名門ワイナリーの総責任者を務めながら、自身のワイナリーも立ち上げるまでになったワイン醸造家の中村倫久さん。 その道のりには当然ながら紆余曲折があった。

幼い頃の夢はワインを取り扱う仕事だったが、ホテルの仕事はワインづくりとは縁のない営業職だった。 夢をあきらめかけた中村さんだったが、ソムリエスクールに通い難関の試験をパスした。そしてアメリカ行きのチャンスに遭遇する。 アメリカで目の当たりにしたナパバレーのブドウ畑、科学的にアプローチすれば世界トップのワインづくりも夢ではないと信じた。 帰国命令を機に退社してワイン醸造家の道を歩むことを決意。下積みを経験しながら、名門ワイナリーの総責任者に昇り詰めた。 自身のワイナリーは2010年が初ビンテージ。いまが世界トップのワインづくりのスタートラインである。

耳のつけどころ

試行錯誤してワインづくりの戦略が固まった
全米でつくられる90%がカリフォルニアワイン
給料を自分のブランドに投資する
叔父の影響でイタリアワインに憧れた
UCデイビスに入学して勉強三昧の日々
アメリカにきてすぐに結婚、子どもも授かった
世界トップクラスのワインを
カリフォルニアでつくりたい
アメリカにいることで常に刺激がもらえる
日本を離れたからこそわかった日本食文化の豊かさ
早川洋平が今回訪問したのはこの辺り

エンパシー(共感)キーワード

カリフォルニアワイン/ワイナリー/ピノノワール/シャルドネ/サンフランシスコ/ナパバレー/収穫/テイスティング/ホテル/ワインづくり/ブドウ畑/オールドワイン/UCデイビス/食文化/ビンテージ/中村セラーズ/ソムリエ/チャンスをつかむ/トップレベル/チャレンジ


インタビューアー 聞き手 早川洋平より
ノリさんの半生をうかがって一番興味深かったこと──それは、最初から起業をするために日本を出たわけではなく、当時働いていた日系ホテルの一員としてアメリカに降り立ったという事実です。でも、その時もいまも「ワインへの情熱」は同じ。大切なのは入り口ではなく、出口。彼のインタビューには、「流れに身を任せながらも夢に近づいていくためのヒント」「運や最良のタイミングつかむための秘訣」がちりばめられていました。


リスナーズボイス Listener's voice.

広島県/藤原さん
中村さんの生い立ちから現在に至るまでを聞いていると、「カリフォルニアワインを作る」という運命に導かれたような方だなと思いました。それでいて、カリフォルニアに行く前はヨーロッパ系のワインのほうが好きでニューワールドのワインに興味がなかったというのも面白いです。当初想定した道とは違っても、チャンスがあれば軽やかに流れに乗るという姿勢は本当に見習いたいと思います。普通の人が流れに任せて行動すると、どこかで本質を見失ったりブレたりしそうですが、中村さんは柔軟に運命を受け入れつつも「世界に通用するワインを作る」という一本筋を通しているところがすごいです。やはり日頃から自分の心と向きあい、自分にとって何が大切なのかというのを考え続けているからこそ、いざチャンスが訪れたときに躊躇せずに手を伸ばし、運を掴むことができるのかなと思いました。
東京都/岡崎さん
「チャンスは思い切って進んでみる。自分の感性に従って行動してみる。」という言葉が印象的でした。変わるためには思い切りも必要なんだと思いました。頭で考えては足がすくみますが、感性に従うことによって進めるんだろうなと思いました。チャンスはすぐに逃げてしまう。タイミングを逃さないことが大切だと感じました。

中村倫久さんのインタビューの一部を
無料のストリーミング再生で聴けます!
ぜひ心の耳を澄ましてお聴きください。

試聴する
おもしろくてもっと聴いてみたい!と思った方はこちらでインタビューの全編が聴けます。 単品購入の場合3,000円(税込)でお楽しみ頂けます。全編を最後までお楽しみください。
カートに入れる